【医療事故事例】診察時の患者取り違え
外来診察の際、口頭で行った患者氏名の確認が不十分であったため、患者を取り違えた事例が3件報告されています。(集計期間:2006年1月1日~2008年8月31日)。
事 例
外来での診察の際、医師が患者Aを診察室に呼び入れ、フルネームで確認したところ、患者Bが「はい」と答えた。診察終了後、看護師は、次の診察患者Bを呼び入れたところ、患者Aとして診察した患者が再び入ってきたため、患者を取り違えたことに気付いた。
リスク回避のポイント
- 口頭で患者を確認する際は、2つ以上の方法で行う。
(例)●診察券の提示や患者の家族により、本人であることを同定する
●患者に名乗ってもらう
※上記は一例です。自施設に合った取り組みを検討してください。
出典:公益財団法人 日本医療機能評価機構 医療安全情報 No.25 2008年12月
※第13回報告書「共有すべき医療事故情報」に一部を掲載しています。
【医療事故事例】
医療事故を身近で起こさないために、最近の医療事故事例を知ってリスクマネジメントに役立てませんか。