採血を行う時に必要な物品は?【坂本先生に聞いてみたかった!感染対策】
感染対策リンクナースの築地さんは、感染対策の新人研修を担当しています。築地さんと新人・京橋さんのQ&Aを通して、基本的な感染対策について一緒に学びませんか?
今回のテーマは「標準予防策」です。



必要なものは持ったかな?

採血管、ホルダーと針のセット、
駆血帯、アルコール綿、患者ラベル。
あと何だっけ...


田中さんは入院時の検査で
B型肝炎もC型肝炎も陰性なのですが、
やっぱり手袋は必要なんですよね。

検査をしていてもしていなくても、
検査が陽性でも陰性でも、
手袋が必要なの。


全ての人の身体から出る湿った物質、
そして粘膜や創傷などの湿った部位には
感染性があると考えて取り扱うのが標準予防策。

物品、揃いました!

じゃあ、行きましょう。
※このコーナーで取り上げる感染対策は、以下の書籍でより詳しく解説されています。
- 「基礎から学ぶ医療関連感染対策 第3版」坂本史衣 著(南江堂)
- 「感染対策40の鉄則」坂本史衣 著(医学書院)
【坂本先生に聞いてみたかった!感染対策】
感染対策リンクナースの築地さんは、感染対策の新人研修を担当しています。築地さんと新人さんのQ&Aを通して、基本的な感染対策について一緒に学びませんか?
坂本先生の過去の記事はこちら
PROFILE
坂本 史衣(さかもと・ふみえ)
聖路加国際病院QIセンター 感染管理室マネジャー
1991年聖路加看護大卒。97年米国コロンビア大公衆衛生大学院修了。同年に帰国し、聖路加国際病院看護部勤務。2001年日看協看護研修学校に出向して認定看護師教育課程感染管理学科専任教員を務め、02 年より現職。米国に本部を置く感染制御及び疫学資格認定機構(Certification Board of Infection Control andEpidemiology : CBIC)による感染管理実践者の認定資格(Certification in Infection Prevention and Control : CIC)取得。著書に「感染対策40の鉄則」(医学書院)、監訳「病院での感染症をどう予防するか」(西村書店)など多数。